排ガス処理する「スクラバー」

スクラバーとは、様々な産業の製造過程から発生する腐食性ガス(塩素・アンモニア等)や粉塵をフィルターや中和液を用いて中和処理する装置のことです。洗浄方法には湿式・乾式などの種類があり、湿式は水や薬液を噴射した後、排ガスを通して汚染物質を除去。乾式の場合は、高い吸着性のある活性炭やフィルター等に排ガスを通して除去します。工場の粉塵などが大気に放出されると、近隣住民の健康被害の恐れや臭気で苦情がくる可能性もあります。

このような事態を避けるためにも、スクラバーは有効な装置です。さらに、病院や実験施設の脱臭処理など、用途や様々な課題に対応した機種もあるので、排出されるガスに合わせて適切なスクラバー設置が大切です。標準タイプには、高い汎用性と軽量で低コスト・省エネルギーに対応したものや、脱色・脱臭・消毒作用を発揮するオゾンを活用した排オゾン処理装置などがあり、運転管理しやすく官公庁関連から民間工場まで柔軟に対応できます。また、新型コロナウイルス等を殺菌する移動式スクラバーも登場、料亭や会議室、カラオケ店など多くの人が集まる場所に設置できます。

そして、船舶の排ガス問題を解決するための新しい装置としても、スクラバーが注目され、保守や運航コストを抑えた装置の開発も進んでいます。これにより、世界的な排ガス規制強化への対応が可能。さらに、この装置によって公害による喘息や早期死亡及び酸性雨を防ぐこともできます。

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